『夢の守り人 』
上橋 菜穂子 / 新潮社(2007/12)
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守り人シリーズ3作目がやっと文庫化されたので早速読みました。
今回は、夢がテーマだということもあり、過去2作よりもさらに幻想的なお話でした。
人の夢を糧として咲く花と、それを守る花番がいる夢の世界。
その世界が最初のうちはやや判りにくかったものの、呪術師トロガイの若い頃の話や弟子のタンダがトロガイの元にやって来た頃の話、そして、『精霊の守り人』で自分の運命と懸命に向き合った幼いチャグムの成長ぶりなどを読んでいるうちに、すっかり作品の世界に入ってしまいました。
現実の辛さについ夢を求めてしまう人。
眠ってみる夢も、憧れとしての夢もありますが。
心地よい夢に取り込まれ、現実に戻れなくなるのは悲しいけれど、それが現実の生活をコツコツと営んでいくための力になるのかな。



